ゆずソフト最新作「ライムライト・レモネードジャム」。俺は勝手にライライって略してましたが、公式略称はラードジャムのようですね。正気か? フェラ神よりはマシか……。
発売から5日。早いですが、今回も超面白かったので記事を書きました! いやぶっちゃけ記事を書くために最速プレイしたんですが本当におもしろかったよ! というか、「すごかった」んだわ……!
あ、どうも皆さんこんにちは。2年半ぶりですね。ゆずソフト様におかれましては、前回の記事で俺が3年も待てねえって書いたら2年半で新作出してきてくれやがりましたねありがとう!!!!! ついでに皆さんも過去記事読んで、そっちもプレイしてみてね!
喫茶ステラと死神の蝶感想
天使騒々 RE-BOOT! 感想
と言いつつ今作については……いつも通りに、絶対オススメ! やってね! と言うかどうかちょっと迷っています。面白くなかったとかじゃない! ぶっちゃけ最高のゲームでしたが、最高すぎたというか……俺はエロゲーをやっていたはずなのに自分の人生を見つめなおす羽目になっていたというか……よすぎて何も考えずにやれやれ! って言いづらいんですよ。まあこの後詳しく、感想記事を書いていきまっす!
いつもどおり後半では注意書き挟んだ上でネタバレしていきますので、未プレイ勢は前半を読んだ後に是非プレイしてきてくださいね。勧めるか迷うとか言いながらこれだよ。評価基準とかは、前回、前々回と同じです。
【総評】
キャラ 11/10
まあここはね。安心と信頼のゆずソフトってね。今回もみんな可愛かったです。満点。
で、なんで満点超えてるのかというと……女キャラだけじゃなく、男キャラが滅茶苦茶よかったんだよね! 誰だよゆずソフトなのにこんなに男いるか? とか言ってたの。発売前の俺だよ。長くなるから後に回すつもりですが、全員すごくよかった。特に衛哉! なんで俺はエロゲーの親友キャラに「親友っていいなあ」とか思わされてんの???
まあそこは置いておいて、ヒロインズですが……すごいね! 今回もプレイしてく中で全員好感度が上がりまくりました。順位付けとしては
杏珠>月望≧恵凪≧莉々子≧那優花≧美玖
かな。ちょっと杏珠だけぶっちぎりですがあとは僅差、つか全員好きです。
ただこうして見ると……今作は特に、メインキャラが魅力的ってのは特徴かもしれないです。メインヒロイン4人に衛哉、雪鷹も含めたレモネードファクトリー。物語の中心を好きになったからこその良さがあったかもしれませんね。
攻略順の話は後で書いてますが、月望は共通√だけだと(あくまでほぼ横並びの中で、ですが)一番下だったのが、共通でばばーん! と来ました。逆に共通だけだとマジでこの子掴みきれないんで早いとこ攻略してくださいね。おじさんとの約束だ!
ストーリー 10/10
R-18作品でなんで「若いうちに見ておきたかった青春モノ」をぶち込んできたんですか????? ちょっとひどくないですか。でも社会人になって少ししたからこそ良さを感じられた気もする……プレイしながらずっとしんどい……眩しい……ってなってましたよ自分は。30から始める青春、現実にあってくれますか?
とまあ、そういう感じというか……今回はすごかったですね。前作「天使騒々 RE-BOOT!」の感想では、ストーリーの評価を「THE・良作」「100点を取りに行ってちゃんと100点を取った作品」と書いていたんですが……今作はそうだなあ。「90点は確約しつつも受け手によっては120点も狙いにいった」みたいな意欲を感じます。そして俺にはぶっ刺さったね!
過去数作の傾向から外して、ファンタジー要素を完全に除外。バンドと青春、と言いながらもう一つ、クリエイターという人間にも焦点を当ててあって、その全部が刺さると自分みたいな状態になります。書きたいことが止まらないぜ! ってね。
構成も面白かったですね。ちょっとネタバレ……ではないけど、メタ的な分析をすると、共通√のうちにメンバー一人一人の問題にそれぞれフォーカスしつつ解決させていくんですよ。そして偶然集まったメンバーは、「レモネードファクトリー」という一つのバンドになる……ここまでをちゃんと共通で終えて、各√ではちょっとずつだけ違った未来を提示していく構成になっているんですよね。自分が記事を書いた過去2作は割と個別の問題解決編もどデカい要素になっていて、それによって大きく未来が変わるのでしょうが……今作は、レモネードファクトリーというバンドが、楽しさと熱意を抱えてこれからも続いていくことだけは、きっとどのルートでも変わらないでしょう。そういった、満足感のようなものが全√終えたときにありました。「卒業式」はそのエピソードの存在自体がすごくよかったわ。
これは前もでしたが、微妙な感じがしたルートがなくて全部面白い! いやちょっと美玖ルートで笑ったんだけど全然悪くはないしね。
ただ、攻略順間違ったな、とは強く思いました。
自分の攻略順は
莉々子→杏珠→美玖→那優花→月望→恵凪
だったんですが。
推奨攻略順は、
月望→杏珠→美玖→那優花→莉々子→恵凪
だと思ってます。
理由の説明には若干のネタバレが避けられないので書きにくいんですが……一つ俺から言えるのは、莉々子は最初じゃないです。んで、月望がよっぽど好みから外れてないなら最初がいいです。信じてください。
というかマジで拘ったほうがいいと思ってるので、色変えてちょっとネタバレしますね。嫌な人は飛ばしてください。莉々子√は莉々子本人だけじゃなく雪鷹本人にクローズアップしてる関係で、他√で幼馴染のままの莉々子を好きになりまくってからやってほしい。月望は逆に、共通√では分かりにくい部分の魅力がガンガン個別で出るので是非最初にやってほしい。個人的には杏珠も最初は違う、他の√より「提示される未来」がちょっと一癖ある感じがするから。恵凪は最後にやると満足のいく締め方になる気がする。那優花はSHAM NEKOの関係で美玖の後にやってほしい。
僕はお勧めしましたよ。しましたからね! とはいえ推しができたらその子から進めちゃうでも全然ありです。が、月望は本当に是非早めに!!!
CG・Hシーン 10/10
ごめん、つけるねもう。満点ですよ。ごめんなさいね。嘘はつけないわ。削る理由がありません。
実は一部、CG単体で見たとき、どうかな? ってなってたりしたんですよ、事前情報というか、まあ公式サイトでね。全然最高だったわ。シーンが全てよかったわ。文句、ないです。圧倒されました。上で散々ストーリー褒めて、苦しみながらも楽しんで、そんでエロも満点取られたらどうしようもないんですよ、完敗です。(?)
楽曲 10/10
ぶっちゃけ始めて気にした要素です。今までもBGMはあったし、それも悪くなかったんですが……バンドモノですからね。楽曲、うん……すごくよかったです。
まず明け星ね、OP。いいわ。演出もいいし曲の出来上がる経緯もいいし、んでかっこいいし。あ、歌付きの楽曲の多くは劇中バンドの曲って設定なんですが……いいんだよこれが! 明け星、方光酸化、幻灯花火は共通√内でできる曲で、ストーリーにも合ってて格好いいんだよなあ。
フルというか、ラスサビもいいんだけどムービーもよい。ぬきたしと言い、最近のエロゲはアニメもすごいよね……。
んで個別√でね、進んだ先にね、違う曲が出来上がるんですよ。そりゃそうだよね、雪鷹は、レモネードファクトリーは違う未来に進んでいるんだから。それがすごくよくて、全部がキャラや展開にぴったりあってて、最高でした。
というか明け星と放光酸化に関してはハイテンションで気持ちいいのもあってspotifyのリストに入れました。spotifyのリストにエロゲーの曲を入れる、実績解除。
結論。いやあ、面白かったです。是非プレイしてほしいですが、オススメはしにくいです。あなたの人生観を変えたのはなんですか? って聞かれたときに「エロゲーです」って答えなきゃいけなくなるので。俺は今後ずっとそう言うことになります。どうすんのこれ?
次回作も楽しみですが、ゆずソフト様に置かれましては今作を暫く擦ってもらってもいいですよ? 俺が喜びます。以上。
ここから先はネタバレしながらキャラ別感想いきまーす。読んだだけでストーリー全理解にはならないと思いますが、一応未プレイ勢はここでブラウザバック推奨です。では。
未プレイ勢、閉じた? 大丈夫?
マジで閉じてよ? 多分事前知識ないほう面白いぞ? 月望の攻略は早めにね?(しつこい)
攻略順に行きます。
【二見原 莉々子】
画像は綺麗な莉々子
キャラクター 8/10
ストーリー 9/10
攻略順を間違えました。
本当にこれに尽きる。いや、購入前の印象で一番好きで、共通でもいい感じだったから最初にやったんだけど……絶対違ってた!!! もう一回、全√やった後でプレイしなおしたらもう一点ずつ上がる、かも? そんくらいいいキャラとストーリーで、そんくらいの大失敗だったなあ。
莉々子は幼馴染で、かつバンドへの関わり方もサポート役。……とはいえ現実として考えるとある意味では一番デカい役割で、ぶっちゃけレモネードファクトリーの順風満帆なバンドライフの5割くらいは彼女の手柄だからね。ステージに上がらないというだけで、完全にメインメンバー。作中でも当然のようにそう扱われてるし、ヒロインズで浮いてるということも全くない、んだけど……。
個別√がなあ~~~。いや、上記の点数の通り、よかったんですよ! ただ、キャラゲーの個別として、莉々子の魅力を伝えるためのお話としては、ちょっと違く感じた部分も、ある。
完全なネタバレですけど、実質雪鷹ルートなんですよね後半。前半の、恋人になるまでの段階はそんなことないんだけど、プレイヤー的には共通のころから周知の事実だったし。後半も普通に莉々子は活躍するけど、これもまた共通の時と同じっちゃ同じですからね。で、これがなんというか、「バンド」ではなく「雪鷹と莉々子」の物語のように自分は感じてしまったために、バンドモノとして始めたエロゲーの一発目の個別がこれか~となってしまったわけですな。
ストーリーのクオリティー自体はすごいです。というか、俺的に一番心に来たのはこの√まであります。……自分は、クリエイターを名乗れる人間じゃなく、憧れるだけで何もしないまま見切りをつけたような素人の素人だけど。雪鷹の悩みが、苦しみがすごく共感出来て、しんどかった。そのしんどさを「わかってあげる同業者」でなく、「完全にはわからないままに支えるサポーター」として、そのままに莉々子を描き切ったのがすごいな、と感じます。この役目のキャラをサブヒロインではなく、メインの一人としてやり切って、面白いストーリーにしたのがすごい……という感心が先に来ちゃうんだな!!!!! あと莉々子の役割上、活躍の描写が入れば入るほどバンド外のお話になりがちなのがね。実際協力したのも仲原とgorみたいな感じだったし、やっぱ最初の攻略じゃなさ過ぎる!
地味に、共通√での莉々子は恵凪&衛哉とまとめられてる感があったので、最初に√入っちゃうと「おっ次は共通の中の莉々子編かな?」って思っちゃうのもありました。地味にね。
※10/5追記 全部終わった後に2周目やってるんだけど、莉々子が2割増しくらいに魅力的で「やっぱりな」っつってる。
CG・Hシーン 10/10
まあ散々共通でもエロが強調されてたので納得というか。騎乗位んとこ若干狙いすぎでは? っつったが……まあ、その、いいんじゃないですか? (強がり)個人的な好みでいうとアフターが好きです。ジャージ(部屋着)はね、最初から主張激しかったしね……その上での気合入ってる最初のもシチュとしてはまたよきですが!
【隠 杏珠】
みんなちゃんと読めてる? なばり、あんじゅ。俺は普通に読めなかったよ
キャラクター 11/10
気になりすぎて2番目に攻略しちゃった子。そして最後まで大好きでした。
自己肯定感下げ下げの雪鷹くん√を終えたら自己肯定感下げ下げの杏珠ちゃん√に入って笑ったよ俺は。自覚してなかったけど共通√んときから実は好きでしたはいいものですね! 告白周辺のスピード感と、泣いちゃう感じが「若さ」を感じてよかった……そして寄りかかられたり告白されたりで好きを感じる雪鷹も童貞丸出しで俺は好きだよ、初体験も含めてね……告白シーンできっかけ馬鹿正直に言うのはどうかと思ったけど。
地味に月望√での杏珠も好きですね、アレンジ頑張っていく杏珠から本人√の片鱗も感じるというか。多分ここかもしれない、レモネードファクトリーはどの√でもいい未来に辿り着くだろうな、って最初に感じたの。
人懐っこくて可愛くて、一歩を踏み出せないと言いながら踏み出した後は恵凪に次ぐくらいに暴走しがちで、けどそれを全部自分の糧にする強かさもあり。雪鷹に甘えつつ、甘え続けはしつつ、それでも自分の足でも進んでいけるようになった。その上で雪鷹の隣にいることを選ぶ。すごくいいキャラだったと思います。あとテレ顔がめっちゃいいね。
ストーリー 9/10
自分はバンド文化に詳しくないので、「掛け持ちで他のバンド」ってのがものすごい複雑だったんだけど。多分、大人ってそういうことなんだろうな……独占欲だけじゃだめなんだろうなあと染み入る20代ラストのおじさんになってました。それはそれとしてまだ認めきれてない部分があるので減点分はそれです、子供だね?
いや、でも構成としては本当にすごくよかったです。それこそ上述の通りですが、莉々子√では雪鷹がぶつかった、「どう自分を認めていくのか?」に向き合いながら、でもちょっと結論は違うというか。そして、杏珠の本音を聞いての雪鷹の結論も含めて、ある意味一番現実っていう感じもするというか……ままならない現実の中で、出来ることから、得たチャンスから進んでいく。例えそれが一番に望んでいたものとは違っても、それを利用して一番望むものに還元する。そういう力強さも感じられたというかね。隠杏珠というキャラを生かした、キャラを盛り立てた素晴らしいストーリーでした。
CG・Hシーン 12/10
ごめんなさいって言いながらイキまくるの絶対スタッフの性癖だろ。すごくよかったです。エロゲーってもんはこうでなくちゃね。アフターまで含めて超積極的で、月望を差し置いてのエロ担当まである。……あの、もっと点数つけてもいいですか? 20点くらいの評価です。
最初のシーンの、仰向けになった時の胸や身体の表現があまりにも絶妙。CGとしては今作トップはあれだと思ってます。で、シーンもいいよね。反応もいいし、声もいいし。アフターも最高でしたとも、ええ。やっぱ30点くらいにしときましょうか?
【礫川 美玖】
めちゃめちゃかわいいキャラなのにかっこよく見えるのすごい
キャラクター 9/10
可愛い。ずっとかわいい。共通から個別の最後までずっと可愛い子でしたね。
プレイ前とか、共通再序盤はウザ可愛い枠みたいな印象を持ってたんですが、蓋を開けてみるとウザ1可愛い99みたいな感じでした。なんというか、超素直!
月望√でも可愛いムーブしてるし、莉々子√でも徹頭徹尾雪鷹の味方だしで可愛いすぎ……なんだけど、可愛いだけのキャラってのもなあ~。と思っていたら個別√後半でちょっと違う顔も見えてよきよきってなりました。まあそれも素直ゆえの面ではあるんだけど、「人間らしさ」がちゃんと見えてよかったかなと。
ストーリー 8/10
爆速告白→爆速セックスは流石におもしろすぎる。いやまあサブヒロインだし仕方ないんだけど、他のルートがかなり丁寧な分余計にスピード感に置いて行かれそうになるぜ。というか、全部があまりにも爆速すぎない??? この子の場合は問題点が共通ルートのうちからはっきり示されてたうえで、それを付き合う前に解決したから早く感じた面もあると思うんですけど。
あと描写の省略かな……ライブやったぜ! の後気づいたら外にいて他に誰もいなくて興奮し始めてセックスしてるからな、スピード感よ……。
あとは他との違いとして、雪鷹自身は特に大きく成長してなくね? ってのは地味に気になったかもしれません。まあ美玖と一緒に「原点」を見つめなおしたわけだし、gorと経験を積んではいるけど……まあなんでエロゲーで主人公の成長をそんな気にしとんねんって言われるとその通りなんですけど。とはいえ全然悪くはない、し、アフターも含めれば結構好きです。こうしてやっていくのが美玖と雪鷹の未来なんだな、と納得いくというか、強いて言えば一番レモネードファクトリーの今後が心配な√。
CG・Hシーン 8/10
爆速過ぎて驚くってのが2回挟まるからビビるけど、シーン自体はよきです。好みなのはホテルとアフター、特にアフターは貧乳キャラの良さを全開にした感じの構図って感じでかなり良かったです。
【茶園 那優花】
公式ページにエロとSDしかCGがないのでなんとバナーで代用。
キャラクター 9/10
ストーリー 9/10
今作の「理由は説明しにくいんだけどなんか好き」枠。共通の頃から個別入って序盤の感じ的にも、多分あのデートがなければ絶対雪鷹と付き合う未来はなかったろうな、という、ちょっと他のヒロインとは違う信頼があるんですけどそれがまた良さにつながっているんですよね。な? 説明できてないだろ?
ストーリーは直前にやった美玖が爆速だったぶん、すごいじっくり進んだ気がする……けどセックスは爆速でしたね! 共通で全く問題点をお出しされてなかった分普通にメイン級の読みごたえがあったかもしれん。
仕事がしんどすぎてっていうのめっちゃ共感したけどSHAM NEKOという積み重ねがないので筆者たる私には進めない道なんですよねえ。やっぱ若いうちの経験ってのも大事だなあ、というかなんだろう、これも「原点」か。美玖√に続いて、すごい「自分」を考えさせられる話でした。
あとエピローグがめっちゃよかった! 雪鷹も那優花も出てこないのに、きっとこれからもうまくやっていけるんだろうなって分かるのすげえ構成。こんな表現方法もあるんだなってちょっと感動しました。
さて、恒例ですが今回も一言。夏和小さん今作もご出演ありがとうございます!!!!!!!!!!
CG・Hシーン 10/10
うーんすき!(語彙力)好みはアフターだけど、ライブ終わりのとこもいいですね。というか全員ライブの興奮を性行為に持ち込みすぎだろ、いや現実もそうなのかもしれない……結局俺はライブをまだ全然理解していないのだ……。最初のシーンも美玖並の爆速ではあるんですけど、こっちは割と納得いくのが不思議だね。
【嶌越 月望】
多分このCGが一番イメージに合ってる。
キャラクター 10/10
ストーリー 11/10
マジで最初にやっておくべきだった。
攻略順が後ろから2番目だったのは、シンプルに、共通√の間では個人的な好感度が一番上がらなかったからなんですよね……と思ってたら個別入った途端に雪鷹も触れてて笑ったよ。ちょっとよく分からなかったよなあの段階では、友達の友達に近い気まずさ。
というか、描写が一貫してない、よく分からない子だと思ってました。大人しいのか攻撃的なのか、クールな感じなのか子供っぽいのか、庶民的なのかお嬢様なのか……なんてことない、全部が月望だったっていうね。遺伝子レベルと子供の頃では過激派で、マイペースお嬢様になりはしたけど本質は変わってない……とかわかんねーよ! 共通√だけじゃさあ!!
他の個別と比べると一番バンドメンバーも活躍して……いや活躍じゃないわ、茶々入れてるだけだわ。けど最初にイメージしてたバンドモノのエロゲーをやってくれたのはこの√な気がしています。そういう意味でも最初にやればよかったな、と思ったり。というか他がガチすぎるというか、雪鷹にせよ杏珠にせよ凹まされすぎじゃないですか? と思ったけどこの√でも雪鷹くんへし折られてましたわ。元からの積み重ねがあるという話では上記二人に近い、どころかそれ以上だったのが月望で、問題解決編もそれを受けて未来をどうするのか? バンドをどうするか? みたいな感じになるのですが……パワー! って感じで解決したわ。溢れんばかりのバイタリティと確固たる芯の強さで全部を掴みに行く姿は滅茶苦茶かっこよくて、大好きでした。エピローグもよかったしね! その分アフターで爆笑したけど。
個人的にはやっぱり別荘での二人の曲作りが印象的、ぶっちゃけゲーム全体でもいちばんよかったワンシーンかもしれない。
CG・Hシーン 10/10
公式で見たとき好みと外れてる気がしたのはこの子です。なんだけど、めっちゃよかった! ストーリーの流れとしても、雪鷹と月望のキャラとしても納得のいくシーンで、面白いしエロいしという素晴らしさがありました。
好みでいうと一番は実は最初のシーンの前戯かもしれん、この二人だからこそだなあ、ってのがすごい良かったです。アフターもいいんだけど、流石にそっちは何しとんねんお前らが勝ったかな……。
【陽見 恵凪】
全てはここから始まった、というね。
キャラクター 10/10
最高のセンターヒロインでした。
本当にずっといいキャラでした。共通の最初、画像のシーン……とその裏話(サイドエピソード)から、個別√に入っても。他キャラの個別√でもずっと、一番等身大の、年相応の(※本製品の登場人物は全員18歳以上ですけどね!)、友達思いで、ちょっと引っ込み思案な、怖がりながら、やけくそになりながらも踏み出してみる。そして個別終盤では覚悟を持って踏み出せるようになる。そんな魅力的な子でした。ゆずソフトのセンターヒロインはグランドルートっぽい側面を持ちがちなので最後に回したのですが、他√でもずっといい子なので攻略を楽しみにしていられましたね。
ストーリー 10/10
で、結局グランドルートとかではないんですけどね。あくまでこの作品は共通√が本筋、レモネードファクトリーというバンドはそこできちんと出来上がっていて、恵凪の√もその未来の中の一つです。けど、まあ、最後にやってよかった。SHAM NEKOに関する部分についても、恵凪自身に関わる問題についても、締めの√に相応しい素敵なお話として感じられました。
あとあれね、「陽だまりのように」。ちゃんと歌詞見て、聞いたのは攻略後でしたが……ストレート! そら電話してきますわ、伝わらないはずがない。最高です。他√では大体最後の曲は、ヒロインと力を合わせながらも「雪鷹の答え」を提示されてる感覚なんですけど、この√だけは「恵凪の答えにみんなで寄り添う」形ができてるのも特別で好きです。
というか、そうだよね。美玖以来の爆速告白じゃん!? と思ったりもしたけど……普通に好きになるよね。今までの退屈だった日常を壊すことができた、そのきっかけになって、そしてその後を作ってくれた人。冷静に考えれば納得ですわ。
CG・Hシーン 10/10
めっちゃエロいしめっちゃ好み。いや、センターヒロインでここまで好きなの初めてまであるかも? これに関しても年相応(※本製品の登場人物は全員18歳以上ですけどね!!)というか、若さみたいなのを他キャラ以上に感じてひゃー眩しいぜーってなってました。歌詞にしちゃうのは凄すぎるだろ。
好みとしては全部です、全部。シーン全部の好き度としては1位だと思います。(?)あと眼鏡差分もこだわりを感じる……。
【その他】
・不二 衛哉
今作の親友枠です。莉々子と幼馴染3人組の1人でもあります。そしてある意味今作一番に好きになったキャラです。勿論、攻略したかった的な話ではなくね!
すっごいかっこよかったです。衛哉が、というより、衛哉と雪鷹の関係が。すごいなあ、本当に底の底から信頼しあっている感じ。こんな相手に巡り合えたらどれだけ幸せか、って、ぶっちゃけヒロイン以上に思いましたね。ヒロインズより好きとかじゃなくて、ヒロインズより出会いにくいというのかな……ここまで信頼できる(少なくとも異性愛者としては)同性、つまり「絶対に家族にはならない、けど家族と同じくらい強い繋がり」ってのはきっと何より貴重だろうなっていうね。
自分が序盤にやった個別√では「頼れる親友」感がすごかったんですけど、月望√とかの「一緒にバカやれる悪友」感も最高でした。
・カウントダウン動画
今回も面白かったですね、ぶっちゃけ自分もわかんないくらいのネタ普通にあったけど。あと多分前作以前でも似たこと言ってるんですけど、那優花と千咲ちゃんの声同じなの本当なんですか? 耳がバグったって言われても信じられるぞオイ。
一旦ここまでにしましょうかね。今回は結構忙しいタイミングなのもあって、プレイ的には、駆け抜けました。のでちょっと消化不良というか、取り敢えず落ち着いたら莉々子と杏珠√くらいはもう一回やりたいですね。先にはなりそうですが……そして、人生を見つめなおしたのを無駄にしないためにも、やりたいことはいーーーっぱいあります。
でも自分がどんな未来に進んでも、次回作もプレイするでしょう。そんくらいには自分を揺さぶられて、虜になってしまいました。「責任、とってください……!(cv.御園紗々)」ということで、それではまた!
ライムライト・レモネードジャムの今後も、そして次回作も、楽しみにしております!
※本記事は前ブログ「趣味日記」に2025/10/1に掲載したものと同じ内容です。
※ブログ内の画像は全て、ゆずソフトが著作権を持ちます。(c)YUZUSOFT/JUNOS INC.